大荒れのアメリカ大統領選ですね。
もうこの記事を書いている2020年11月6日(アメリカのモンタナ時間)には次の大統領が決まっていると思っていたけれど…
ここまで大統領選が話題になるのも珍しい気がします。
そんな中、日本のニュースでもたくさん見るこの地図。
※黄色の星ついているところがモンタナです。
数字は選挙人の人数をあらわしています。
アメリカ大統領選は州ごとに「選挙人」という、州を代表する人を決めます。
そしてその「選挙人」の人数は州ごとの人口に応じて決められます。
(政治、選挙のことは全く詳しくないのでふんわりでごめんなさい)
見ていただきたいのは、なんとなくの土地の大きさと「選挙人」の人数💦
ミヤネ屋を観ていた友人から
「宮根さんが『モンタナは広いのに、選挙人3人て田舎なの??」って話題にしてたよー」
と教えてくれました。
「…そうなんです😭宮根さん。モンタナは田舎なんです😭」
笑いのネタにしたいところなのですが、本当に人は少ない。
【ちなみにアメリカは50州の中のモンタナ】
面積は4位(日本の国土とほぼ同じ大きさ)
人口は44位(世田谷区の人口とほぼ同じ)
日本全国に、世田谷区民の人たちが住んでると想像するとどれだけの人口密度かイメージできますか?
(もしかして逆にわかりづらい💦?)
前にモンタナから日本に帰る途中
乗り換えの飛行機の中で隣り合わせたおじさんに、
「主人の実家がモンタナでこれから日本に帰るんです」
って言ったら
「ご主人は鹿ですか🤣?」
と言われたことがある。おじさんは爆笑。アメリカンジョーク…?
ま、人より、動物がいるところ。それがモンタナです。
でも逆に言うと本当に自然が豊かで、日本というか…
地球の中でも中々見ることのできない景色を見ることができます。
日本からだと直行便がないので来ることは簡単ではないですし、だからなのか日本ではあまり知られていない場所だけど、自然好きの方にはぜひおすすめしたい場所です。
モンタナは自然世界遺産が2つあります。
イエローストーン国立公園と
グレイシャー国立公園
この2つのモンタナにある自然世界遺産、ものすごく大きく1週間くらいのモンタナ滞在だとどちらも行くのは計画が必要。
今までモンタナに遊びに来た友人には必ず聞かれます。
- 1週間でどちらも行くことは不可能なのか?
- どちらの方が行く価値があるか?
- てゆうか何が違うの?
まだまだモンタナビギナーの私ですが、自然が好きで、旅が大好き。
何よりモンタナが大好きです。
私と同じような、旅&自然好きの方にもっとモンタナの良さを知って欲しいとこれを書き始めました。
ぜひコロナ収束後、「どこか行きたい!!」と考えている方は検討材料にしていただけると嬉しいです。
ではその世界遺産はモンタナのどこにあるの?
ここです。
上がグレイシャー、下がイエローストーンです。
ちなみにグレイシャーはカナダとモンタナにまたがっていて、イエローストーンはワイオミング、アイダホ、モンタナの3州にまたがっています。
(ちなみに土地は繋がっているけど、グレイシャーは国境を越えカナダに入るとWaterton Lakes National Park/ ウォータートンレイクス国立公園と名前を変えます。)
よく聞かれる質問に沿って、2つの国立公園を紹介していきたいと思います。
Q、1週間でどちらも行くことは可能なのか?
A、可能といえば可能です。
先ほどもお伝えしたように、モンタナ州の面積は日本の国土と同じくらい。
そして、空港を降り立った後はレンタカーを借りて(日本から来る場合は国際免許持っている前提でお話しさせていただきます。)自分で運転して行くことになります。
公共の乗り物はありません。
イメージでいうと羽田空港に降り立って、1週間で日光と大阪観光する感じの距離です。
具体的にイメージするとかなり疲れそうですね
どちらも訪れたい場合はミズーラ、ボーズマンを起点にするのがおすすめです。
空港があり、街の規模としても必要なものあったら、買い揃えることもできる。
そして何より街に素敵なレストランや雑貨屋さんがたくさんある、可愛い街です♡
私が住んでいるのは、このミズーラという街が1番近い村に住んでます。
ミズーラからだと、高速で
イエローストーン4時間半
グレイシャー3時間半くらいです。
詳しい行き方、途中の情報などはここで書くと長くなるので、いつか別で書きたいと思っています。
Q、どっちが行く価値ある?どっちががおすすめ?
A、これも結構聞かれる…
その人によって価値観が違うのでなんとも言えないです。
(答えられなくてごめなさい)
どちらも行けないとなったら、どちらかを選ばなくてはいけないわけで…
気になりますよね。
価値というと答え方は変わってきますが、モンタナの地元の人に
「どちらが好きですか?」と聞くと
「答えられない」
「イエローストーン」
「グレイシャー」
3分の1ずつの答えのような印象があります。
旦那のお友達の言葉を借りると
イエローストーンは
自然界のディズニーランド
グレイシャーは
地球の大きさを感じれる場所
だそうです。
どういうことかというと…
イエローストーンは9つのエリアにわかれていて、それぞれ名前がついています。
見どころがたくさんあります。
2、3日で全部見るのは厳しいくらい大きいです。
9つのエリア全部は行ったことがないので、代表的なエリアを私が感動した順に紹介します。
(日本のガイドブックや情報があまりないので、英語の名前で紹介します。補足の日本語訳は間違っていたらごめんなさい)
Canyon Area (キャニオン エリア)
平面的な地図だとわかりづらいと思うのですが、Yellowstone Rier(イエローストーンリバー)の中で大きな2つの滝があります。
上流の方から川が始まり、Upper Falls(アッパーフォールズ/上の滝)という大滝として落ちていきます。
そしてその滝壺のところから、少し穏やかな川が流れ、Lower Falls(ローワーフォールズ/下の滝)として落ちていく。
ちなみにそのLower Fallsはナイアガラの2倍の高さがあるそうです。
川全体で大きな階段みたいになってるんです。
2つの滝の間の川はカーブしてるので、2つの滝を一気に見ることはできないのですが、その川沿い近くに歩けるところがあって、間近で迫力を感じることができます。
私がそこに行った時は時間の関係でLower Falls Overlook(ローワーフォールズ見るための展望台みたいなところ。滝が落ちるギリギリのところに設置されてます)
大迫力の滝と美しい渓谷は必見です。
私は極度の高所恐怖症なのですが、これは本当に行ってよかったです。
Midway Geyser Basin(ミッドウェイ ガイザー ベイシン)
イエローストーンを代表するエリアの1つ。
言葉では表現できない美しいエメラルドグリーンと明るい茶褐色のグラデーション。
とっても素晴らしい色が見ることができるのですが、この正体はバクテリア。
間欠泉にバクテリアが住みついてあの色が作られているそうです。
間欠泉なので、温泉のような硫黄の匂いがたちこめて、間欠泉が目の前でたまに吹きだして川はブクブク沸騰。
ここに落ちてなく人が亡くなったこともあるそうで、その遺体は溶けて無くなったそうです。
そんな話を聞いていたので、感動と同時に恐怖も感じました。
イエローストーンのパンフレットやポスターにはここか、この次に書くオールドフェイスフルの写真が使われています。
これを見なくては、イエローストーン国立公園に来たとは言えません!!
少し言葉が強くなってしまいましたが、なぜこんなことを言うかというとここ、とても見つけづらいところにあるんです。
パンフレットの地図だとMadison とOld faithfulの間にあるんですけど、私たちはどうしても見つけることができず。
その付近をウロウロ、諦めることが頭をよぎったけど、ここに行かなきゃ帰れない😭
その後なんとか辿り着くことができました。
行くときには時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
そして、1番人気のスポットの割りに駐車場が少ない。
この駐車場に入るまでも、まー長い。
知っている人たちは、外の路肩に止めて歩いて中に入って来ていました。
(この、路肩に駐めることは有りなのか分かりませんが…)
駐車場に止めるために待っている車中、何人の人に追い越されたか…
時間がない場合は歩いた方が早いです。特に夏の繁忙期。
こうゆう色の間欠泉もありました。
Old Faithful (オールド フェイスフル)
ここもイエローストーンを代表するエリアの1つです。
間欠泉なのですが、1時間に1回必ず吹き出してくれる間欠泉なので、このように呼ばれているそうです。
Old=は古いだけでなく、【昔からある】【長年の】という意味があります。
Faithful=忠実な、誠実な
つまり、長年、忠実に吹き出すところを見せてくれている間欠泉ということです。
その吹き出す高さは50メートルになることもあるそうです(驚)
私たちが、その間欠泉に辿りついた時にはその前にたくさん人がいて
「もしかして間もなく吹き出すのか…?」
と頭をよぎったのですが、前情報では1時間1回、大体毎時間0分に吹き出すところが見れると聞いていたので、
「もしかしたら1時間待つ可能性もあるしトイレに行っておこうか!」
念のための行動をとったつもりが…
私も旦那もほぼ、同じタイミングでトイレから出て間欠泉を見るポジションを探そうと思ったら…
いきなり歓声が!!
トイレから出た瞬間に勢いよく間欠泉が吹き出しました。
なんとか目で見ることはできたけど、すごく性能のよいカメラを最近買って、撮影を楽しみにしていた旦那は撮影することができず…(涙)
写真はギリギリiphonで撮ったものです。
やはり自然相手なのでなんとも
「いつ見れる」とは言えないもののようですね。
その後、聞いた説は90分に1回だったり、時期によっても違うそうです。
「いや、1時間に1回見れるからFaithful(忠実)なんだ」とまた言われたり…
ここも時間に余裕を見て、待つ時間も楽しむ気持ちで行くのがいいかもしれませんね。
ここで書いた3つ以外にもたくさんの見どころがあるイエローストーン。
イエローストーンの方がたくさん野生動物を見れる気がします。
シカ、リスは当たり前のようにあちこちにいます。
バイソン(牛の仲間)やエルク(シカの仲間)マウンテンゴート(山ヤギ)…
私の写真技術のせいでよい写真がないのですが…
たっくさん見れますよ。
山、滝、川、間欠泉、野生動物…
いろんなバリエーションの自然を見たい人はこちらの方がいいかもしれないですね。
あともう1つ、私がイエローストーンに行きたいと思った理由。
イエローストーンの魅力と言えるところ。
イエローストーンは今現在、1000以上ある世界遺産の第1号なんです。
そして国立公園としても世界最古!!
私はどこか旅行する時、世界遺産があるかということも検討材料にします。
そして『1番最初の』とか『最古の』という言葉になぜか弱いので、これを聞いてから絶対行きたいと思っていました。
期待は裏切らないと思いますよ。
長くなってきたので、グレーシャーに関しては明日書いたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。